Pythonを始めるためのまず最初のステップである、Pythonファイルを実行するまでの手順をまとめました。
VScodeでPythonを使用するための事前準備
Pythonを使用するためには事前準備として以下の2点が必要です。
- Anacondaをインストールする
これにより、Pythonに必要なパッケージを一括でインストールします。
一般的には、プロジェクトごとに環境を作るので、先にAnacondaで環境を作りますがデフォルトでbaseになっているので一先ず作らなくてもOKです。 - VScodeで「Python」Extention(拡張機能)をインストールする
これにより、補完やdebugができるようになり便利です。
Pythonをローカル環境で実行する
環境が整ったので以下の手順でローカル環境で実行をしていきます。
- VScodeを起動する
- 新規ファイルを作成し、.py形式で名前を付ける
- 作成したファイルにpythonコードを記述したら、ファイル内で右クリックし、「Run Python File in Terminal」を選択
![](https://almonta2021blog.com/wp-content/uploads/2022/05/Screen-Shot-2022-05-15-at-11.24.28-493x1024.jpg)
これで、このPythonファイルが実行されます。
ショートカットキーで実行する場合は、command + A で全てを選択したあと、shift + Enter で実行
Pythonファイルの実行例
test.pyというファイルを作成し、以下の記述をした場合、terminalには「Hello Python」と出力されます。
print('Hello Python')
起動状態を停止する
実行環境の停止は、control + D
PythonをDocker環境で実行する
先程はローカル環境での実行を行いましたが、仮想環境であるDockerで実行する場合も見ておきましょう。
Dockerを使うための事前準備
Docker Desktopをインストール
以下の公式ページよりDocker Desctopをインストールします。
![](https://www.docker.com/wp-content/uploads/2013/06/Docker-logo-01.png)
Docker Desktop
Docker Desktop is collaborative containerization software for developers. Get started and download Docker Desktop today on Mac, Windows, or Linux.
コンテナの作成と起動
コンテナの作成に必要なDockerfileを作成しておきます。
※作成方法の詳細は本記事では割愛します。
作成したコンテナを起動するコマンド
$ docker-compose up --build -d
VScodeに必要な拡張機能を追加
以下2つの拡張機能を追加します。
- Remote – Containers
これにより、Dockerのコンテナ内でVScodeを開くことができるようになります。 - Docker
これにより、VScodeでDockerを扱えるようになります。
Dockerを起動
![](https://almonta2021blog.com/wp-content/uploads/2022/05/Screen-Shot-2022-05-15-at-12.56.13.png)
すると、新しいVScodeが開きます。
これがDocker環境で起動されたものになります。
環境設定
起動されたVScode上にローカル環境で行ったのと同じように、「Python」Extentionをインストールします。
「Open Folder」より、workspaceフォルダを開き、その中にPythonの.pyファイルを作り、ローカル環境で行ったときと同じようにファイルを実行します。
これでDocker環境でのPythonの実行は完了です。
以上、お読みいただきありがとうございました。
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