Pythonを始めるためのまず最初のステップである、Pythonファイルを実行するまでの手順をまとめました。
VScodeでPythonを使用するための事前準備
Pythonを使用するためには事前準備として以下の2点が必要です。
- Anacondaをインストールする
これにより、Pythonに必要なパッケージを一括でインストールします。
一般的には、プロジェクトごとに環境を作るので、先にAnacondaで環境を作りますがデフォルトでbaseになっているので一先ず作らなくてもOKです。 - VScodeで「Python」Extention(拡張機能)をインストールする
これにより、補完やdebugができるようになり便利です。
Pythonをローカル環境で実行する
環境が整ったので以下の手順でローカル環境で実行をしていきます。
- VScodeを起動する
- 新規ファイルを作成し、.py形式で名前を付ける
- 作成したファイルにpythonコードを記述したら、ファイル内で右クリックし、「Run Python File in Terminal」を選択
これで、このPythonファイルが実行されます。
ショートカットキーで実行する場合は、command + A で全てを選択したあと、shift + Enter で実行
Pythonファイルの実行例
test.pyというファイルを作成し、以下の記述をした場合、terminalには「Hello Python」と出力されます。
print('Hello Python')
起動状態を停止する
実行環境の停止は、control + D
PythonをDocker環境で実行する
先程はローカル環境での実行を行いましたが、仮想環境であるDockerで実行する場合も見ておきましょう。
Dockerを使うための事前準備
Docker Desktopをインストール
以下の公式ページよりDocker Desctopをインストールします。
Docker Desktop
Docker Desktop is collaborative containerization software for developers. Get started and download Docker Desktop today on Mac, Windows, or Linux.
コンテナの作成と起動
コンテナの作成に必要なDockerfileを作成しておきます。
※作成方法の詳細は本記事では割愛します。
作成したコンテナを起動するコマンド
$ docker-compose up --build -d
VScodeに必要な拡張機能を追加
以下2つの拡張機能を追加します。
- Remote – Containers
これにより、Dockerのコンテナ内でVScodeを開くことができるようになります。 - Docker
これにより、VScodeでDockerを扱えるようになります。
Dockerを起動
すると、新しいVScodeが開きます。
これがDocker環境で起動されたものになります。
環境設定
起動されたVScode上にローカル環境で行ったのと同じように、「Python」Extentionをインストールします。
「Open Folder」より、workspaceフォルダを開き、その中にPythonの.pyファイルを作り、ローカル環境で行ったときと同じようにファイルを実行します。
これでDocker環境でのPythonの実行は完了です。
以上、お読みいただきありがとうございました。
コメント