コード整形ツールPrettierの導入と実行

コードを読みやすく整形してくれる、React開発必須のツールPrettierの使用方法についてまとめました!

Prettierとは

コードの見た目を整えるツールです。

具体的には以下の整形をしてくれます。

  • インデント
  • 末尾のセミコロン;
  • 文字列のダブルクウォート””

インストール

プロジェクトでPrettierを使えるうようにinstallします。

$ npm install prettier --save-dev
または
$ npm i -D prettier

Prettierを設定

Prettierをプロジェクトに設定するためにはルートディレクトリに.prettierrcという名前でファイルを作成し、そこに設定を記述します。

{
  "semi": true,
  "trailingComma": "none",
  "singleQuote": false,
  "printWidth": 80
}

これらの設定についての詳細は、以下にドキュメントがあります。

Options · Prettier
Prettier ships with a handful of format options.

ここまでで、整形の設定をすることができましたので、使用してきましょう。

VSCodeでPrettierを使用する

Prerrierの拡張機能をインストールします。

Prettierを実行する2つの方法をご紹介します。

現在開いているファイルにPrettierを実行する

以下ショートカットキーで、コマンドパレットを開いて、Format Documentを実行します。

Mac: Command + Shift + P

Windows: Ctrl + Shift + P

これにより、現在開いているファイル、選択されたコードの整形ができます。

ファイル保存時にPrettierが実行されるようにする

VScodeに設定をします。

Setting画面を開きます。

右上の赤枠部のアイコンをクリックします。

これにより開かれたファイルsetting.jsonに以下の一行を追加します。

{
  "editor.formatOnSave": true
}

これで、ファイルを保存するたびにPrittierが実行され、.prettierrcの設定値に基づいてコードが整形されるようになりました!

または、Settingsを開いて、「Editor:Format On Save」のところにチェックを入れることで同じ設定ができます。

もし、プロジェクトに.prettierrcファイルがなくても、インストールした拡張機能により、整形されます。

コード整形の対象外とする方法

.prettierignoreファイルを作成し、そこに設定をします。

例えば、以下のように設定した場合、distフォルダとCSSファイルを対象外とすることができます。

dist
*.css

ESLintとの共存設定

ESlintとPrettierの提供する機能は一部重複しています。

そのため、衝突するため無効化する必要があります。

以下パッケージをインスールします。

$ npm i -D eslint-config-prettier

そして、.eslintrc.jsonのextendsにprettierを記述します。

extends: [
  "prettier",
],

以上、読んでいただきありがとうございました。

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