【要約&書評】そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?

ストーリー形式で要点だけがギュッと凝縮されたとても読みやすく、わかりやすく一冊!

論理的に考えられる人とは「数学的に考えられる人」と結論付けられており、順を追って解説されています。

あまり深堀りはされていないため少し物足りなさを感じることもあるかもしれませんが、個人的には十分な内容でした。

以下要点をまとめました。

“考える”の基本

考えるには何から始めればいいのか?

何について考えるのか、具体的なゴールを決める。

ゴールが明確になっていないから考えられないのであって、明確になっていれば考えられる。

“逆から考える”と何がいいのか?

よく逆算しろと言われるが、逆算をすると何がよいのか?

無駄なことをしなくてすむ

必要なことだけをやるため、最短でゴールに到達する。

“論理的に考える”とはどういうことなのか?

線でつなげるということ

線でつなげるがどういうことかと言うと、要素と要素をつなげる、三段論法のこと

三段論法とは、2つの前提から1つの結論を導く推論のこと。

これが、論理的に考えるということ。

“帰納的に考える”

複数の根拠から類推して結論付ける考え方。

上記の線を増やすイメージ

ちゃんと議論できるようになる考えるコツ

なぜ「整理」ができないのか?

整理がされていない原因は表を作れていないからである。

整理をするとは表を作ること。

深く突っ込まれると答えられないのはなぜか?

それは整理ができていないから。

整理ができていれば頭の中にある”探しもの”がすぐに見つかる。

ちゃんと議論するための武器

議論において、相手の主張を否定するには、反例を1つあげればよい。

相手を論破するには

背理法を使う。背理法を簡単に説明すると、その主張を一旦正しいと仮定して、矛盾を見るけること。

素早く決めるためのコツ

なぜ優柔不断なのか?

判断基準、選択のルールが1つに定まっていないから

では判断基準はどう絞るのか?

シンプルに考える。そのためには、数値化して、定量的な議論にする。

根拠の説明に使える方法

消去法を使う

決めるための方法

一番説得力のある理由は、それしか選択肢が無い状態

発想力を身につけるための考えるコツ

アイデアをどう出すの?

常識を疑い、逆を考える。

発想力を鍛えるコツ

“裏を返せば”を口癖にして、常識を捨てる

数学的な人が持つ考え方

賢い人とそうでない人の違い

賢い人とはズルいこと(盲点)が考えられる人

どうすればズルいことが考えられるか

上記で挙げた方法を使うことで、ズルい考えができるようになる。

まとめ

表を使って要点を整理できるようにし、”裏を返せば”を口癖に、常識を捨てることで、普段から論理的に考える習慣をつけたい。

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