Xamarinを初めて触る人がXamarinとは何なのかがザックリ分かるよう、プロジェクト立ち上げからアプリを起動するところまで一通りの流れをご紹介します!
開発環境
Visual Studio 2022
Windows PC
開発手順
Visual Studio 2022を開く
Visual Studio 2022を開くと以下のような画面になっています。
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「新しいプロジェクトの作成」をクリックします。
プロジェクトの作成
上部のソートで、全ての言語、全てのプラットフォーム、モバイル を選択すると、以下の通り、AndroidアプリもiOSアプリも作成できることがわかります。
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ここでは、Xamarin.Formsを選択し、iOSとAndroid用のアプリを一緒に作ります。
プロジェクト名を「Xamarin_tutorial」として作成します。
「ソリューションとプロジェクトを同じディレクトリに配置する」のチェックを外します。
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テンプレートを3つから選ぶことができます。
ここでは「ポップアップ」を選択し、作成します。
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ソースの確認
すると、以下のソースツリーの内容でプロジェクトが自動生成されます。

プロジェクトを実行するための設定
Androidを実行するための設定を行います。
.Androidのプロジェクト上で右クリックをし、スタートアップ プロジェクトに設定します。
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エミュレーターの追加
PC上でアプリを実行するためのエミュレーターを起動します。
ここではAndroidを開きます。
ツール > Android > Android Device Manager…
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以下の確認画面が出てきますが、「はい」を選択します。

すると、Android Device Manager が開きます。
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+ New よりデバイスを追加します。
追加するデバイスの種類を選ぶことができます。
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ここでは、この時点で最新の Pixel 5 にします。
同意を求められるので、同意します。

すると、Downloadが始まり、デバイスの追加がされます。

Visual Studio に戻ると、先程設定したデバイスが上部ツールバーに表示されています。

▶アイコンより、エミュレーターを起動します。
エミュレーター追加時のエラー
以下のようなエラーとなった場合の解消法をご紹介します。

「とにかく開始する」で開きます。

このような場合、Windowsの設定を変更する必要があります。
Windows 検索窓にて「Windows の機能の有効化または無効化」を検索し、開きます。
以下のような画面が開かれるので、「Windows ハイパーバイザープラットフォーム」にチェックを入れ、OKとします。

この変更が反映されているかどうかは、コマンドプロンプトでsysteminfoを叩いて確認することができます。
Hyper-Vの要件というところに注目します。
チェックと入れただけの状態では以下のようになっています。
Hyper-V の要件: VM モニター モード拡張機能: はい
ファームウェアで仮想化が有効になっています: はい
第 2 レベルのアドレス変換: はい
データ実行防止が使用できます: はい
変更が反映されていないようですので、PCの再起動をします。
再起動後に再びコマンドプロンプトでsysteminfoを叩くと、、
Hyper-V の要件: ハイパーバイザーが検出されました。Hyper-V に必要な機能は表示されません。
このような結果となります。
参考

この状態で、再度、Visual Studio の▶アイコンより、エミュレーターを起動します。
すると以下の画面が立ち上がります。

無事に起動完了です!
iOSを開くための Hot Restart の設定
Windows PCにライトニングケーブルでiPhoneを接続し、iPhone上に表示されている画面をPCに表示することができるようです。
そのために必要な設定が、まず、Hot Restartをオンにすること。
version 16.9 以降では、Xamarin Hot Restart はデフォルトでオンになっています。
ちなみに、オフにする場合は、[ツール > オプション] > Xamarin > iOS 設定で [ホット再起動を有効にする] のチェックを外して行うことができます。

iPhoneデバイスをWindowsのPC上に表示できるようにしていきます。
WindowsPC にiOSデバイスであるiPhoneを接続します。
iPhoneのロックを解除
これまでは、Androidのプロジェクトがスタートアッププロジェクトに設定されていましたが、
iOSの方をスタートアッププロジェクトに切り替えます。
「スタートアッププロジェクトに設定」をすると文字が微妙に太くなります。

期待していた動作は、以下の上部ツールバーで「リモートデバイス」と表示されているところで「iPhone」を選択できることです。

しかし、Visual Studio 2022 では対応してないのか、表示することができません。
Visual Studio 2019では以下のYouTubeのようにできるようなのですが、同じようにいきません。
以上、お読みいただきありがとうございました。
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